宅建試験の統計問題対策:令和8年地価公示と令和7年度の住宅着工

公開: 2026-09-28 ・ 宅建BOOST 編集部

地価公示とはどのような制度ですか?

地価公示は、国土交通省の土地鑑定委員会が、毎年1月1日時点の標準地の1㎡当たりの正常な価格を判定し、3月に公示する制度です。

根拠は地価公示法です。第1条は目的を「標準地を選定し、その正常な価格を公示することにより、一般の土地の取引価格に対して指標を与え、及び公共の利益となる事業の用に供する土地に対する適正な補償金の額の算定等に資し、もつて適正な地価の形成に寄与すること」と定めています。

国土交通省は、地価公示の主な役割として次の5つを挙げています。

令和8年地価公示の結果はどうでしたか?

令和8年地価公示では、全国の全用途平均・住宅地・商業地のいずれも5年連続で上昇しました。

国土交通省「令和8年地価公示の概要」(令和8年3月)による全国の変動率は次のとおりです。

区分令和7年令和8年
全用途平均+2.7%+2.8%
住宅地+2.1%+2.1%
商業地+3.9%+4.3%

全国平均では、全用途平均と商業地は上昇幅が拡大し、住宅地は前年と同じ上昇幅でした。三大都市圏はいずれの用途も上昇幅が拡大し、地方圏もいずれの用途も5年連続で上昇しています。

標準地は全国26,000地点で、このうち隔年調査の地点や災害の影響を受けた地点など435地点は調査を休止しており、調査を実施したのは25,565地点です。

令和7年度の新設住宅着工戸数はどうでしたか?

令和7年度の新設住宅着工戸数は711,171戸で、前年度比12.9%減となり、昨年度の増加から再び減少しました。

国土交通省「建築着工統計調査報告(令和7年度計)」(令和8年4月30日公表)の内訳は次のとおりです。

利用関係戸数前年度比
持家195,111戸12.6%減
貸家308,906戸13.5%減
分譲住宅200,563戸12.6%減(3年連続の減少)
うちマンション82,881戸21.2%減
うち一戸建住宅115,200戸5.9%減(3年連続の減少)

新設住宅着工床面積は54,568千㎡で、前年度比13.2%減でした。持家・貸家・分譲住宅のいずれも減少しています。

統計問題はどのように対策すればよいですか?

統計の問題は、試験の年に公表された最新の数値と、前年からの増減の向きをセットで覚えるのが基本です。

統計の数値は毎年変わるため、過去問の数値をそのまま覚えても使えません。次の点を確認しておきましょう。

統計確認するポイント
地価公示基準日(1月1日)、全国の全用途平均・住宅地・商業地の変動率、何年連続の上昇か
住宅着工年度の総戸数、持家・貸家・分譲住宅の増減、分譲住宅のうちマンションと一戸建の増減

年度の数値(4月〜翌3月)と暦年の数値(1月〜12月)は別に公表されています。どちらの数値を覚えているのかを取り違えないようにしましょう。本試験の直前には、国土交通省の公表資料で数値をもう一度確かめてください。

よくある質問

地価公示の基準日はいつですか?

地価公示の基準日は毎年1月1日です。この時点の標準地の価格が評価され、3月下旬に公示されます。

住宅着工統計で最も多い種類の住宅は何ですか?

近年では貸家が最も多く、次いで分譲住宅が続きます。令和5年度は約43.1%が貸家でした。

宅建試験の統計問題は何問出題されますか?

宅建試験の統計問題は、例年1問出題されます。最新の統計データを把握することで、確実に得点できる可能性が高いです。

出典・参考